毎日暑い日が続きますね!(◎_◎;)
猛暑や台風など大変な日も多いですが、ついぶ名古屋工房はご旅行や帰省のお客様で連日にぎわっております。
お盆が明けると徐々に混雑が落ち着いてきますので、夏休み中の指輪制作をご希望のお客様はお早めにご予約下さいませ。
旅行シーズン真っただ中、それに合わせて今月は 世界各国の結婚指輪・婚約指輪 事情を前後編に分けて紹介しちゃいます!
世界の 結婚指輪・婚約指輪 事情 【前編】
結婚指輪や婚約指輪といえば、左手の薬指につけるもの。
日本ではそれが多くの人にとっての常識となっています。
(※厳密に言うとじつは着ける指に決まりはなく、どの指に着けるかは本人たちの自由なのですが、結婚指輪=左手の薬指というイメージは強く浸透しています)
では、日本以外の国ではどうなのでしょうか?
調べてみると、その国の文化や宗教によって結婚指輪を着ける指やデザイン・使い方にもかなり個性があることがわかってきました!
世界各国の結婚指輪・婚約指輪事情、前後編の2回にわたってご紹介します!早速見ていきましょう(^^)/
特に国際結婚をお考えのかたは、必見ですよ!!
(結婚指輪をはめる指やその起源については、こちらの記事も合わせてご覧ください)
アメリカ、ヨーロッパ、インドの結婚指輪と婚約指輪。その特徴をご紹介!
アメリカ
アメリカは日本と同じく、結婚指輪・婚約指輪ともに左手薬指に着けます。
しかし指輪の使い方に日本と違いがあります。それは「アメリカでは結婚指輪だけでなく、婚約指輪も結婚後日常的に重ね付けするのが一般的」ということ!
結婚指輪はずっと着けても、婚約指輪はしまいっぱなし…という人が多い日本とはかなり違いますね(*_*;
結婚指輪の素材はプラチナよりもイエローゴールドやホワイトゴールドが主流です。
そしてアメリカらしさを感じさせるのが、「婚約指輪のダイヤモンドの大きさにとにかくこだわる!」という点です。
日本の婚約指輪のダイヤモンドが平均約0.3カラットなのに対し、アメリカでは平均が約1カラット!2~5カラットほどの超ビッグサイズも珍しくないようですΣ(゚Д゚)
その分サイズ以外のグレード(色味や不純物の有無・カットの綺麗さなど)を下げて、予算を調整するのだとか…。
ヨーロッパ各国
ヨーロッパでは国や宗教によって指輪を着ける指が異なりますが、「左手薬指に結婚指輪、右手薬指に婚約指輪」というパターンが多数派のようです。
(ドイツやポーランドなど一部の国では、左右が逆の場合もあります。)
素材はイエローゴールドが主流で、これは結婚指輪発祥のローマ帝国時代からゴールドが用いられてきたので、その伝統を受け継いでいるという説も。
ヨーロッパの人々は指輪に関しては流行りよりも個性を重視する傾向にあり、「人気」や「人と同じ」よりも「自分たちらしい」物を選ぶ人が多数派をしめます。
婚約指輪に関しては、経済事情などを考慮しお互いが納得するものを購入する人たちが多く、ダイヤにこだわらず誕生石を使うケースも多々あります。
親や祖父母から受け継がれた指輪を贈ることもよくあり、ここにも伝統を重んじる気質が感じられますね。
イギリスをはじめ、皇室でもこうした文化が見られます。(ダイアナ妃の指輪をキャサリン妃に…など)
ただ近年では、婚約指輪を用意しないカップルも少なくないんだとか。
インド
インドはなかなか特徴的で、結婚指輪は足の薬指にはめるのが伝統。素足で過ごす国ならではの文化ですね。
結婚後は妻が夫に遣えるというのがインドの一般的な考え方ですが、結婚式の時だけは夫が妻に尽くし、その象徴として妻に跪いて足の指に指輪をはめる儀式があるそうです。
日本の結婚式での、指輪交換の儀式にあたるものでしょう。
近年では結婚指輪を手の指にはめる場合もあり、その場合ヒンドゥー教の教えで「左手は不浄なもの」とされているので、結婚指輪は右手の薬指にはめます。
(しかし近年では欧米の影響で、左手薬指にはめるケースも出てきています)
インドの婚約指輪は他国に比べても特に豪華で、幅広のゴールド素材にダイヤ、ルビー、 エメラルドなど多彩な宝石をたくさん入れたデザインが主流です。
これはインドが鉱物に恵まれた国で、古くから宝石が豊富に採れるというのも理由の一つ。婚約時には指輪だけでなく、ネックレスやイヤリングなどアクセサリー 一式を贈ることも多いのです。
いかがでしたか?
海外旅行に行かれる際は、その国の人々の手元を見て、指輪の特徴を探してみるのも面白いかもしれませんね。
後編では、「イスラム圏の国々」・「中国」・「韓国」、そして「日本」の結婚指輪や婚約指輪の特徴を紹介する予定です。お楽しみに!
皆様、残り少ない夏を暑さに負けず満喫してください(^_-)-☆