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指輪作りに使う道具「削る」編

6月らしく、しとしとと雨の日が多くなってきましたね。

じめじめして苦手な人も多いと思いますが、たまには雨音に耳を傾けて、今の季節特有の情緒に浸ってみてはいかがでしょうか。

梅雨どきは雨をしのげる屋内で、ぜひ指輪作りデートをご検討ください(*^-^*)

 

指輪作りで使う道具「削る」編

 

↓ これまでの道具紹介シリーズ

※第1回「スタート~溶接」編はこちら

※第2回「叩く」編はこちら

 

道具紹介シリーズも今回で3回目。前半が終わり、ここからは後半戦です!

ここから先は前回までに比べると指輪の形は大きく変わらず、地味な作業が続いていきます。

でもそれがある意味、職人作業の真骨頂でもあります!( ̄ー ̄)ニヤリ

 

実際、「叩く」の作業まではデートらしくキャッキャしてらっしゃったカップルさんも、削る作業からは職人モードに突入するかたが続出します!

お相手の普段見せない真剣な姿に、思わずドキッとするかも?!

是非とも作業を楽しみながら、彼(彼女)に惚れ直してくださいね〜(^_^)v

 

 

さて、前回までのおさらい。

模様をつけないバージョンでは「木槌で叩いて丸くする」ところまで作業が進みました

 

ここで指輪をちょっとだけスタッフがお預かりして、指輪の内側の角を取らせていただきます。

お客様に試着していただき、納得いくまで手作業や機械でサイズの微調整をしていきます。

理想的なぴったりサイズに仕上がったら、いよいよ作業再開です!

 

精密ヤスリ(腹丸)

削る作業、まずは指輪の内側からスタートしていきます。

先程スタッフが角を取りましたが、あくまでざっくり削っただけなので、まだ内側の手触りはザラザラ…”(-“”-)”

着け心地を良くするために、段階を踏んで削っていきましょう!

 

最初に使うのは、この精密ヤスリ。

数あるヤスリの中でも、これは繊細な作業用のかなり細くて小さいサイズです。

形も10種類以上ありますが、指輪作りでよく使う形状は左の「腹丸」(はらまる)タイプ。(写真は表と裏)

片面にだけザラっとしたヤスリの刃がついており、刃がついている側はちょっと丸みを帯びたフォルムになっています

 

この丸みが、指輪の内側の形状にばっちりフィット!

縦向きに動かす「縦ヤスリ」という技法を使って、内側の傷を根気よく徐々に小さくしていきましょう。

 

 

甲丸ヤスリ・平ヤスリ

内側のヤスリがけが終わったら、今度は外側の形を削って整えます。

ここで使う道具、用途は同じですが指輪の形状によって使うヤスリが変わります。

 

甲丸や甲丸槌目タイプの指輪を作るときには「甲丸ヤスリ」(青と黄色の柄が付いたもの)を使います。

側面(細い面)が溝状にへこんでおり、この溝の中にヤスリの刃がついています

この溝に指輪をぴったりはめて削ることにより、指輪の外側のフォルムを綺麗に整えることが出来るのです!

ちなみに指輪作り以外ではなかなかお目にかかれない、けっこうレアな道具です Σ(゚Д゚)

 

平打ちや平槌目タイプの指輪を作るときには「平ヤスリ」(写真左)を使います。

こちらは一般的な形状なので、ホームセンターなどで似た物を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

平打ちリングのビシッとしたカッコいい形状を作るのに、とても重要な役割を果たします!

 

指輪の形状に合ったヤスリを使い、外側のフォルムを整えていきましょう。

 

 

キサゲ

外側を削り終えたら、再び内側削りに戻ります。

レアな削り道具その2、「キサゲ」です。

 

このシャキーンと尖った危険そうな見た目の道具、金属を削るため専用の刃物なんです!

斜めの部分が包丁のような刃物になってるので、薄皮をめくるような感覚で薄~く内側を削っていきます。

金属で「皮をめくる」ような感覚はなかなか味わえるものではないので、是非とも感触を楽しんでくださいね♪

※金属の種類や工程によってはキサゲを使わない場合もあります。

 

ちなみにこのキサゲのような尖った感じを表すのに、愛知(名古屋周辺?)のかたは

「とっきんとっきん」

という言葉を使われるようです。

私は関西出身なので初めて聞いたときは「??」という感じでした(笑)

でも愛着のある道具を、その地方でしか聞けないような言葉を使って呼んでもらえるのは、なんだか嬉しいものですね(*^-^*)

 

 

何はともあれ、これで「削る」の作業は完了!!

道具紹介シリーズ次回最終回、「磨く」編です。

 

どうぞ最後まで気長にお付き合いくださいませ<(_ _)>