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さて新年最初のブログは、指輪とも関わりの深い日本の伝統をテーマにしてみました。
『結納』と『婚約指輪』の関係
日本で結婚前の大事な行事として、昔から行われていた「結納」。
古くからの日本文化と、近代になって西洋から入ってきた指輪はあまり近いイメージが無いかもしれませんが、実は深い関りがあるんです。
しかし時代の移り変わりで、現在結納の儀式を行うカップルさんはかなり少数派となっております。
「結納」ってどんなことをするのか。すでにご結婚されているご夫婦でも、案外知らない人は多いようです。
また結納の代わりとして近年多くのかたが行うのが、結納よりも気軽な「顔合わせ食事会」。
結納と顔合わせ食事会、どちらも指輪があるとよりいっそう引き立つ儀式なのです。
「結納」とは?
「結納」とは、両家が新しく婚姻関係を結ぶために品物や金品など(結納品・結納金)を取り交わす日本古来の習慣のこと。
正式結納と略式結納があり、現代では仲人を立てない「略式結納」が中心となっています。
(※略式結納でも仲人を立てる場合もあります)
地域によって内容はいろいろと異なりますが、関東式の大まかな流れはこんな感じ ↓
・結婚の半年~数か月前に両家の家族が会場(料亭、ホテル、花嫁の実家など)に集まる。
・あらかじめ用意して会場に飾っておいた結納品を渡す。
・結納返しを渡す。
・婚約記念品の交換。
・祝宴で親睦を深める。
結納品や各人の服装などにも、いろいろと決まりがあります。
なんだかとーってもアバウトな説明ですみません(^-^;
堅苦しそうなイメージのためか、現在 結納を行うカップルさんは全体の 1割強とかなり減少傾向にあります。
が、じつは実際に結納を行ったかたの満足度は高いようなのです!
一生に一度の日本の伝統儀式を体験できるので、少しでも気になるかたは前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
指輪は「結納品」?「婚約記念品」?
さて、上記の結納の流れの中で今回のテーマと深く関わってくるのが「結納品」と「婚約記念品」です。
はたして婚約指輪は結納品に含まれるのか?それとも婚約記念品にあたるのか?
結論から申し上げますと、これは関東式と関西式で異なります。
関東式と関西式では結納の内容に様々な違いがあり、
関東式では婚約指輪は基本的に、結納品とは別の「婚約記念品」として扱われることが多いです。
ちなみに女性から男性へ贈る婚約記念品は、腕時計が人気ナンバーワン。次いで財布やスーツなど…となっています。
関西式では婚約指輪は結納品の一つに数えられ、「優美和(ゆびわ)」と縁起の良い字に当てはめて表記されます。
結納に代わる「顔合わせ食事会」でも、婚約指輪があるとベター
最初にも書いた通り、現代では結納に変わり「顔合わせ食事会」を行うカップルさんが多数派です。
これは本人たちとお互いの両親・家族などが集まり挨拶・食事をして親睦を深める会で、結納より気軽に行えるのが人気のポイントです。
「これなら結納品を贈ることもないし、婚約指輪が無くてもいいんじゃない?」
そう思われたかた、確かにその通り。婚約指輪が無くても食事会を行うことは可能です。
顔を合わせて食事をし、親睦を深めるだけでも十分に良い会になることでしょう。
しかし顔合わせ食事会を実際に実施されたカップルさんへの「食事会でやってよかったこと」アンケートで、
「婚約記念品の交換」がかなり上位にランクインしているのです!
やはりご両親やご家族の前で婚約指輪をお披露目することで、ぐっと場が盛り上がり婚約したことを実感できるようです。
それが彼氏さん(もしくはお二人)の手作りの指輪だったら、
「これ、自分で作ったの?!」と話題になること間違いなしですよ!!(*^▽^*)
婚約記念品を用意されるカップルさんは、全体の70%ほど。
婚約指輪を購入されないかたもそれなりにいらっしゃいますが、あれば大切な人生の記念の儀式に花を添えてくれるものです。
結納の儀式も婚約指輪も、後悔しないように二人でじっくり検討してみてくださいね(^_-)-☆