皆さんこんにちは!
名古屋工房 店長ですよ◎
冬の足音が聞こえるようですね…
もう少しゆっくりでいいのに
駆け足で来てるのかな?
と思っちゃいます。
あわてんぼうさんめ…
皆さんにとっては過ごしやすい気温でしょうか?
…ええ
知ってますとも。
私の体感がおかしいことくらいは。
もし過ごしやすい気温なのであれば
今のうちにお出かけしちゃいましょう!
寒さが平気な方は
まだまだ全然大丈夫ですけとね◎
金属の違い…ご紹介します! -その2-

さて与太話はここまでで…
前回に書ききれなかったことを
続けていこうかと思います!
長いかもですが
最後までお付き合いいただければと…
よろしくお願いいたします!
◆金属の性質「変色」について

次に多いのは
「色が剥がれたりすることはありますか?」
というお声です。
特にピンクゴールドやイエローゴールドで
悩まれている方に多いご質問ですね。
こちらも先に答えるとするならば
メッキじゃなければしません!です。
おそらくこれまで
アクセサリーを身に着けていたものの
黒くなったり色が変わったり
ということがあったのでしょう…
上記の経験をされている場合
そのアクセサリーは
メッキがかけられていたのではないか
と思います。
雑貨屋さんで
数千円で買えるアクセサリーは
亜鉛やアルミニウム
真鍮といった素材を使っていることが多いもの。
これらはそのまま身に着けると
それこそ錆びたり
指に色が付いたり
ということが起こりやすいので
見た目をよくするためにも
表面を別の金属で薄く膜をはります。
これがメッキです◎
ホワイトゴールドのときにも出てきましたね。
ちなみにホワイトゴールドは
色味を白く見せるために
メッキをしていることが多いです。
ただこのメッキ
やはり薄い膜をはってるだけなので
日々使ってるうちに磨耗で
その膜がなくなってっちゃうんですよね。
残念なことに…はい。
当工房で扱っている素材は
メッキは使わず
素材そのままを使うので
色が剥がれてくるということはありません!
ご安心いただければと思います◎
◆金属の価格について

最近は金属の高騰が激しいですね…。
皆さんは金属の価格は
何が基準で決まるのかはご存知ですか?
答えはいたってシンプルで
「需要と供給」です。
需要が多いのに供給が少ないと
価格は一気に高騰します。
あまりイメージがない方も
いらっしゃるかもですが
金属は地下資源です◎
化石燃料と一緒ですね。
なので鉱脈が枯渇してくれば
さらに価格は跳ね上がるというわけです。
また自国で採掘できればいいのですが
輸入をする必要がある
となると話が一段と難しくなってきます。
最近の金属の高騰は
世界の社会情勢の不安定さによる
金の買占めや
円安による影響がかなり強いように感じます。
コロナが流行った時はより顕著でしたね…。
あれから一向に下がりません。
社会情勢が不安定になると
お金…特にお札の信用が
どの国でも下がってしまいます。
じゃあ何が信頼できるのか
それが「金」なんですね。
性質的にも安定していて
工業的にも利用価値があり
採掘量も多すぎず少なすぎずで
世界的にも資産価値が認められているんです。
お札があるなら❝金❞に換えておこう
そういう心理が働くようですね。
現代に欠かせない半導体にも
金は使われています。
となると
あちらこちらから引っ張りだこになり
また価格が高騰すると…悪循環です。
最近では
金があまり手に入らなくなったことで
他の金属にも対象が移りつつあるようです。
国によっては宝石が
同じ役割を果たしているところも◎
店長が入社してから早〇年…
かつての価格帯が幻のようです。
そろそろ落ち着いてほしいものですね。
◆金属であるある「金属アレルギー」とは
当工房へご連絡いただく内容に
定期的に
「金属アレルギーで…」というものがあります。
名称の通り
金属によって
アレルギー反応が起こることを言い
比較的 多くの方が対象だったりします◎
軽度のものから
重度のものまでありますが
軽度のものは分かる!という方は
それこそ多いんじゃないでしょうか?
指輪やネックレスをつけていて
なんか痒いな…
とはなったことはありませんか?
特に汗をかいた後とか。
気持ち赤くなってたりしたら
それは金属アレルギー反応の可能性が高いです。
というのも
金属はアレルギーが出やすいものと
出にくいものとで性質が分かれています。
あくまで比較の問題ではありますが
メッキがかけられているような合金は
アレルギー反応が出やすい傾向にあります。
先にも話したような
数千で買えるアクセサリーですね。
中でもニッケルという金属は
物質としては不安定な方で
痒みを訴える方が多くいらっしゃいます。
アクセサリーのタグに
❝ニッケルフリー❞
という言葉を見たことはありませんか?
近年はこのことが周知されたことによって
ニッケルは避ける傾向にあります。
ので
アレルギーを感じる方は
比較的減ってきたとは思います。
が
どの金属に反応してアレルギーが出るかは
実は人それぞれ◎
気になるという方は
医療機関で受けられる
パッチテストがオススメです ♪
次の項目で当工房が取り扱っている
金属の配合も記載するので
是非 照らし合わせてみてください!
◆当工房で扱っている金属について
途中で少し出ていましたね。
当工房で取り扱っている金属は
2025年10月現在では5種類になります。
「SV950」
「K18イエローゴールド」
「K18ピンクゴールド」
「K18ホワイトゴールド」
「Pt900」
どんな子たちなのか…
それぞれざっくりと
ご説明していきましょう!
・SV950

銀は最も白い金属です。
加工もしやすいため
アクセサリーでは
最もポピュラーな素材かもしれません。
他の素材と比べると安価で
当工房でもペアリングで一番人気の素材です。
純銀はSV1000ですので
この子は95%が銀ということになります。
鋳造よりは鍛造に向いている子で
ブリタニアシルバー
とも呼ばれますね。
当工房での配合は以下の通りです!
銀:95%
銅:5%
ちなみに
多く出回っているSV925は
92.5%が銀で鋳造に向いている子です。
こちらは
スターリングシルバーとも言いますよ◎
・K18イエローゴールド

❝金❞と言えば
という王道カラーです。
根強い人気で
悩んでというよりは
最初から決めていた
という方が多い素材です。
純金はK24になります。
なのでこの子は
75%が金ということですね。
残りの25%を程よく混ぜることで
金の色味を維持しつつ
硬さを出しています◎
当工房での配合は以下の通りです!
金:75%
銀:12.5%
銅:12.5%
・K18ピンクゴールド

イエローゴールドよりも
グッと赤味が増した色味が特徴ですね。
肌なじみが良いので
女性だけでなく
指輪を目立たせたくないという
男性にも人気だったりします。
残りの25%を如何に使うかが
この色出しに強い影響を与えます◎
当工房での配合は以下の通りです!
金:75%
銅:24%
パラジウム:1%
・K18ホワイトゴールド

イエローゴールドよりも
グッと白味が増した色味が特徴ですね。
少し暗さが加わったようにも見えるので
かっこいい印象になり
男性に人気な素材です◎
日本人の肌に合う色味
とも言われているので
落ち着いた温かみがある雰囲気が
お好みな方にオススメです。
残りの25%でより白い金属を混ぜることで
シャンパンゴールド
とも呼ばれる色味にします。
当工房での配合は以下の通りです!
金:75%
銀:15%
パラジウム:10%
・Pt900

日本では約6割の方が
ご結婚指輪やご婚約指輪
に選ばれる素材です。
変色や耐久はもちろんですが
銀よりも少しグレーがかった色味ゆえ
その落ち着いた見た目が
TPOや好みに関わらず
選ばれる理由なのだと思います。
またどんな素材を混ぜて
硬くするかにもよりますが
当工房で取り扱っているのは
❝ハードプラチナ❞
と呼ばれる硬いプラチナになります。
当工房での配合は以下の通りです!
プラチナ:90%
パラジウム:8%
ルテニウム:2%
◆最後に
皆さんお疲れ様でした…!!
平均と比べると短かったですね!
いやぁ良かった良かった!
※自己満足です。
文章を書くとあれもこれもと
色々お伝えしたくなっちゃうんで
何でも長くなちゃうんですよね。
昔からなので
私の癖なのでしょう…
ぜひ面白がっていただけますと幸いです…
次回は何を書こうか
本気で悩んでます。
頑張ってひねり出すんで
楽しみにしていてください◎
それまで
皆さんくれぐれも健康で!
ではでは ♪
ご予約はこちらから!
【 お問い合わせや空席確認とご予約はコチラ 】
